肝がんの原因と検査および予防法

肝がんの症状

 

肝臓に疾患を抱えている方や、肝臓に不安があるような方にとって、肝がんは気になる病気ではないでしょうか。健康な方にとっても、がんという病気は恐ろしい病気ですから気になることも多いでしょう。そこで、肝がんの場合どのような症状が表れるのかをご紹介しておきましょう。

 

まず、初期の段階だと言われる直径5cm以下の肝がんでは、症状が表れないのが一般的なので、異常を感じて受診するというよりは、検査で初めて異常が分かるというのが多いようです。

 

肝がんがそれより進行して10cm程度の肝がんになると、お腹が張るような感覚を覚えたり腹痛を感じてくるというケースがあります。
また、肝がんが進行するに従って肝臓の機能が低下していくため、黄疸が表れてくるようになります。

 

この症状は、肝がんではなく肝硬変という病気が悪化する過程でも表れる症状なので、肝がんと確定できるものではありませんが、肝硬変は肝がんへと進行する可能性が高い病気ですから、肝臓に慢性的な病気を持っている方はこれらの症状に注意が必要です。
さらに注意して欲しいことがあります。

 

肝がんは、まだ初期の段階であっても、がんが破裂を起こすと命が危険になる場合があります。
腹腔が大量出血することで、一気に血圧が低下してしまうからです。
肝がんは、私達日本人の死亡原因の上位に位置している病気となっていますから、誰にでも可能性がある病気として捉えて、ある程度の知識を持っておくことが必要と言えるのではないでしょうか。