肝がんについて
肝がんというのは、一般的には肝臓がんという病名で知られている病です。この病気は、肺がんや子宮頸がんなどと同様に、発生の原因が明らかになっているがんの一つなのですが、私達日本人は発症する確率が高いそうで、その患者数は年々増加する傾向にあるそうです。
肝がん患者の傾向としては、男性、女性ともに５０歳代以降の方に多くみられています。
具体的な傾向としては、男性は４５歳以降、女性は５５歳以降になると患者数が増加するそうです。
がんという病気は、死亡率の高い病気ですから、肝がんもその可能性は否定できません。
肝がんでの死亡率は、患者数の傾向と同様の傾向があることが分かっていて、特に男性の場合肝がんは、肺がん、胃がんに次いで、がんが原因で死亡するもののトップ３に入っている病気となっています。
このようなことから、中年期を迎えた方々にとっては注意したい病気の一つと考えられています。
特に、慢性的な肝臓の疾患を抱えている方は、注意が必要だと言われています。
それは、肝臓そのものからがんが発病する原発性のものが、肝がん患者の９０％近くを占めているからです。
肝がんの種類としては、原発性のものの他にも、他の臓器からがんが転移する続発性の肝がんというのもありますが、肝がんを引き起こす大きな要因として、慢性的な疾患を長期にわたって繰り返すことが重要視されていますので、心当たりがある方は自己判断で治療を中断したり、定期検査を怠ることのないようにすることが大切です。