肝がんの原因と検査および予防法

肝がんを早期発見するための検査

 

お腹の右上あたりにある肝臓は、血液中の栄養を分解したり、貯えたりするために大切な役割を持っている臓器なので、それを侵してしまう肝がんは早期発見が大切だと言われています。

 

肝がんを早期に発見するには、次のような検査が有効です。
「超音波検査」
エコー検査と言った方が、馴染みがあるかもしれません。
ご存じの方も多いように、この検査は、超音波を発する器具を検査したい場所に当て、体の内部から反射した超音波を画像にして、その画像から異常がないかを診断していくという方法です。

 

超音波検査は、検査を受ける人の苦痛もなく手軽に検査ができる方法で、1cm以下といった小さながんも見つけることが出来る効率的な検査方法となっています。
ただし、超音波は体の奥深いところには届きにくいので、そういった場所に異常がある場合、判別が難しくなるそうです。

 

「X線CT検査」
この検査は、体を輪切りにした画像を撮影して、異常がないかを確認していく検査です。
X線CT検査の場合、1cm以上あるがんでないと判断が難しいというデメリットがあるようですが、体の断面を細かく検査することができるので、がんの検査には欠かせない方法となっています。

 

「MRI検査」
磁気を利用して、様々な方向から体の内部写真を撮影できる検査方法です。
肝がんを早期に発見するには、これらの検査を用いることが多いですが、それぞれの検査にはメリット、デメリットがあるため、実際の肝がん検査では様々な検査を組み合わせて行うのが一般的のようです。